不動産の購入時期はいつがベスト?購入前に考えるべきポイントも解説

不動産の購入時期はいつがベスト?購入前に考えるべきポイントも解説

不動産の購入をお考え中の方のなかには、どのタイミングで購入するべきか迷っている方もおられるのではないでしょうか。
不動産の購入は、一生のうちで何度も経験することではないため、後悔のないように適切な時期を見極めることが大切です。
そこで、不動産を購入するのにおすすめの時期を統計情報、ライフイベントから、また購入前に考えておくべきポイントを解説します。
不動産を購入する時期で迷っている方は、ぜひ参考になさってください。

統計情報から判断した不動産購入がおすすめな時期

統計情報から判断した不動産購入がおすすめな時期

不動産の購入を考える方の多くが、住宅ローンの返済について気にかけているのではないでしょうか。
住宅ローンを定年までに完済するのが理想ですが、どのような年代や年収で購入するのがもっともベストなのか、統計情報からみた不動産購入のおすすめ時期を解説します。

年代からみた不動産購入がおすすめな時期とは?

令和2年に国土交通省が発表した「住宅市場動向調査報告書」によれば、分譲戸建住宅を購入した方の平均年齢は36.8歳です。
また、新築の注文住宅や分譲マンション、中古戸建住宅も30代で購入した方がもっとも多いという結果になっています。
それでは、なぜ30代で購入する方が多いのでしょうか。
その理由の1つとして考えられるのが、住宅ローンの返済年数です。
不動産を購入する方は、多くの方が金融機関で住宅ローンを組みます。
ローンの返済期間は、最大で30~40年と設定することができ、返済期間が長いほど月々の負担を減らすことができます。
そのため、ほとんどの方が30~35年と長めに設定するのが一般的です。
しかし、ローンを組むのが40代になってしまうと、定年までに完済することができません。
定年を過ぎてもローンが残っていると、年金から支払うことになり、生活が厳しくなるでしょう。
そこで、30代にローンを組めば、定年までに完済できる可能性が高いため、30代で不動産を購入する方が多いのです。

年収からみた不動産購入がおすすめな時期とは?

前述した令和2年の最新統計データによると、家を購入した方の世帯年収は700万円前後といえます。
もっとも高いのが分譲マンションで798万円、もっとも低いのが分譲戸建住宅の688万円となっています。
ただし、この金額はあくまでも世帯年収であり、1人の年収ではありません。
無理せずにローンを返済するためには、年代だけでなく現在の世帯年収も考慮し判断する必要があるでしょう。

ライフイベントから判断した不動産購入がおすすめな時期

ライフイベントから判断した不動産購入がおすすめな時期

年代や年収だけでなく、結婚や出産などのさまざまなライフイベントから、不動産の購入するベストな時期も見極める必要があります。
ここでは、ライフイベントから判断した不動産購入のおすすめ時期を解説します。

単身で家を購入する場合

結婚前の単身の時期に家を購入しておくのも1つのおすすめの時期です。
この時期に不動産を購入しておけば、50代の現役世代のうちにローンを払い終えることができるため、老後の心配が少なくて済みます。
また、将来的に受け取れる年金額が少なくても、家賃分の負担が減らせるためメリットとして大きいといえるでしょう。
さらに、将来的に不動産を資産として運用することも1つの選択肢です。
ただし、若いうちは年収も少ないことから、借り入れできる額が低くなってしまう可能性があるため注意が必要です。
また、結婚や出産などにより生活スタイルが変わることで、使いづらいなどの問題が出る可能性が出てくるかもしれません。

結婚を機に家を購入する場合

結婚を機に2人の住まいを探す際に選択肢となることが多いのが、家の購入ではないでしょうか。
2人の収入を合算することで、借り入れできる金額が増えるため、理想の家を手に入れることができます。
また、比較的若い時期なら、定年よりも前にローンも完済できるでしょう。
一方で、将来子どもがいることを想定すると、広さや間取り選びが難しくなります。

妊娠・出産を機に家を購入する場合

家族が増えるタイミングで、不動産の購入を検討する方も多いでしょう。
この時期であれば、子育て視点で住まい選びができるため、より現実的な家づくりができます。
一方で、子どもの誕生により共働きができるのかなど、収入が減る可能性も視野に入れておく必要があるでしょう。
また、子どもの教育費の計画によっては、家の購入にかける予算の確保が難しい場合もあります。

子どもが小学校入学前に家を購入する場合

子どもが通う小学校の近くでの住まい探しとして、家の購入を検討し始めるケースも多いでしょう。
子どもがある程度成長していれば、住まいに求める条件も大きく変化する時期です。
ただし、学区にこだわりすぎると、希望する物件が見つからない可能性もあるため注意が必要です。

子どもが独立してから家を購入する場合

子どもが社会人など独立してから、家を購入する選択肢もあります。
夫婦のみで暮らすのであれば、費用もそれほどかけずに家を購入できるでしょう。
ただし、このタイミングでローンを組むと長期ローンが組めないので、月々の負担が大きくなるため注意が必要です。
また、両親との同居や介護が必要となるケースもあるため、この時期の購入は慎重に検討すべきでしょう。

不動産の購入を決断する時期までに考えるポイント

不動産の購入を決断する時期までに考えるポイント

不動産をスムーズに後悔なく購入するためには、把握しておくべきポイントを押さえておきましょう。
ここでは、不動産を購入する前に考えておくべきポイントを解説します。

ポイント1:購入する家の種類を考えておく

不動産を購入するときは、購入する家の種類も考えておきましょう。
なぜなら、家の種類によって費用やメリット・デメリットが大きく異なるためです。
まずは、一戸建てにするのかマンションにするのか決めましょう。
一戸建ての場合は、騒音を気にせずに生活できる一方で、ゴミ置き場当番や近所付き合いが必要になる点がデメリットです。
マンションの場合は、セキュリティ面で安心できる一方で、上下左右の騒音トラブルに巻き込まれやすいデメリットがあります。
また、一戸建ては月々の固定費が必要ありませんが、マンションの場合は管理費や修繕積立金が必要です。
さらに、新築か中古かどうかでも費用面で大きく変わってきます。
このように物件の種類によって、メリットやデメリットが異なるため、事前にご自身に合ったほうを選択しておきましょう。

ポイント2:家の購入にかかる費用はどのくらいか

家を購入する際は、どのくらいの費用が必要なのか把握しておくことも大切です。
新築戸建ての場合は、約4,000万円必要になり、分譲マンションに限っては約4,600万円かかります。
中古物件は、戸建てとマンションともに約2,800万円ほどですが、自己資金でどのくらい出すのか計画しておく必要があります。
また、家を購入する際は、物件費用以外にも仲介手数料や不動産取得税、固定資産税、登記費用などの費用が必要です。
そのため、年収などを考慮し、無理のない範囲内で家を購入するタイミングを考える必要があるでしょう。

まとめ

不動産を購入するタイミングは、統計情報によればもっとも多いのが30代で、世帯年収では700万円前後です。
しかし、年代や年収以外にも、結婚や出産などさまざまなライフスタイルの変化を考慮し、最適な購入時期を判断するのが望ましいでしょう。
また、家を購入する前に、物件の種類やどのくらいの費用がかかるのかも把握しておくと、スムーズに不動産を購入することができます。